京都 安倍晴明、算術を使って人の感情を操る術

笑いが止まらない

『北条九代記』には、
算術を使って人の感情を操った話が載っています

それは、庚申の夜のことでした..

当時の人々は、人の身体の中には、三尸(さんし)
という虫がすんでいて、庚申の夜になると、
この虫が体内を抜け出して、
その人の罪を天帝に告げると信じていました

罪を報告されてしまうと、寿命を減らされてしまいます
眠っていないとこの虫は、身体から抜け出せないので、
この災難を逃れるために、人々は、
その日は、夜を徹して遊ぶのが慣わしとなっていました

晴明は、天皇に呼ばれて、宮中に召し出されました
天皇は、晴明
「今日は、こうして皆が集まっている日だ
 せっかくだから、なにか変わったことをしてみせよ」
と言われます、すると晴明は、
「ならば算術を使って、皆様を笑わせてみましょう
 笑いすぎても、絶対に後悔されませんね」
と言うと、算木(計算をする時に使う道具)
を取り出して、それをみなの前に並べました

すると、そこにいた人々が、突然笑い始めました
誰も何もしていないのに、何がおかしいのか笑いは止まらず、
しまいには、おなかの皮がよじれるまで、笑いつづけました

「もう勘弁してくれ」と、
人々が手で合図するのを見た晴明は、
「では、皆様、もう笑うのに飽きられたようですので、
 この辺で終わりにしましょう」
と言って算木を片付けました
すると、今までのおかしさが嘘みたいに、
すっととれて何事もなかったかのように、
部屋は元の空気に戻ったのです

嘘か、真か、晴明は、
他人の感情まで操ることができたようです

ちなみに、算木の術とは、
人間の視覚・聴覚・痛覚など、
五体の感覚のすべてを操ることのできる恐ろしい技です

それにしても、余興といえども、
こんな恐ろしい技を気軽に披露してしまう、
晴明は、少し意地が悪い性格だったのかもしれません..


安倍晴明『陰陽師』関連書本


※安倍晴明 関連リンク

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※『晴明祭(9/22・23)』が晴明神社で祭行されます
安倍晴明が年に一度、この地に舞い降りる
『晴明祭(9/22・23)』の詳細はこちらから


※また本年度、
没後、一千年を迎える 晴明の命日(9月26日)には
嵯峨墓所祭』が執り行われます

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