京都 安倍晴明、自在に操った式神「十二神将」

式神を操る、
晴明を護る12人の護法神

晴明は、十二神将という十二人の式神を
自由自在に操ったと言われています

『今昔物語』には、式神について、
こんな事実が書き記されています


今昔物語集・宇治拾遺物語


「この晴明は、家の中に人がいない時には、
 式神を使ったのであろうか..
 誰もいないのに、格子戸をあげおろししたことがある
 まだ閉ざす人もいないのに、
 門が閉ざされたりすることがあった
 このように驚くべきことが、
 たくさんあったと語り伝えている」


今昔物語集


花山天皇退位のエピソード
(「取り合えず、式神一人、
 内裏に行って事の真相を確かめてくるのだ」)
にもあったように、晴明の家には、
常にたくさんの式神がいたようです

式神達は、来客にお茶を入れたり、酒の支度をしたり、
さらには掃除洗濯までやっていたとされています
いやはや何とも、便利な式神です

小説『陰陽師』の中にも、
式神に関する博雅の疑問が書かれています

「いや、おまえの屋敷がだよ」
「おれの屋敷のどこが不思議だ」
「人の気配がない」
「それがなぜ不思議だ」
「人の気配がないのに、鮎が焼けた」
(..中略..)

式神を必要に応じて使うだけで、実は、
本物の人間などどこにもいないのかもしれず、
また、ひとりやふたりならば、
ほんとうに人間も実際にいるのかもしれないが、
博雅にはそれがわからないのだ..

当時の人々も、博雅と同じように、
晴明の屋敷に対して、
こんな疑問を感じていたのではないでしょうか..
ちなみに、晴明の屋敷は、京の鬼門にあたる、
土御門大路小路にありました
現在の京都ブライトンホテル
建っているあたりだそうです

式神は晴明が結婚してからは、
妻(この人も実際にいたのかどうか存在が謎の人です)
が式神を見て、怖がるので、
普段は一条戻り橋という橋の下に隠しておいて、
用があるときだけ、
橋に向かって手を打って呼び出していたそうです

式神は、味方につければ、
是ほど、心強い味方はいないですが、
一歩呪詛の使い方を誤ると、
自分の方が呪い殺されてしまう、
危険な存在でもあったのです

そんな式神をこんな風に自由自在に操れたのは、
数ある陰陽師の中でも、晴明ただ一人だけだったようで、
晴明は、「やはり只者ではなかった..」と言えますね

十二神将の本来の意味(仏教史によると)とは、
兜や甲をつけて武装し、
鉾や剣などの武器を持って
薬師如来の世界を護る12人の護法神を表しています

安倍晴明の式神である十二神将も
この由来から晴明を護る12人の護法神として
生まれたのではないでしょうか..

本来の十二神将を知るなら
魅惑の仏像『十二神将』

魅惑の仏像『十二神将』


安倍晴明の式神である十二神将については
コミックで描かれています
結城光流『少年陰陽師』

結城光流『少年陰陽師』


岡野玲子『陰陽師』

岡野玲子が描く陰陽師の世界



※安倍晴明 関連リンク

陰陽師としての霊力とは..
算術を使って人の感情を操る術
人の過去・前世・未来を見抜く術
陰陽師という役職とは(其の弐)
陰陽師という役職とは(其の壱)
「今昔物語集」幼い頃から鬼神が見えた晴明
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安倍晴明 『陰陽師』映画化DVD
荒俣 宏 氏の『帝都物語』
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岩崎陽子コミック『王都妖奇譚』
結城光流『少年陰陽師』
狂言師 野村萬斎
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「安倍晴明物語」
「古今著聞集」
「古事談」
「宇治拾遺物語」
「大鏡」
「北条九代記」

※『晴明祭(9/22・23)』が晴明神社で祭行されます
安倍晴明が年に一度、この地に舞い降りる
『晴明祭(9/22・23)』の詳細はこちらから


※また本年度、
没後、一千年を迎える 晴明の命日(9月26日)には
嵯峨墓所祭』が執り行われます

※京都 「晴明祭」および「嵯峨墓所祭」 へ行きませんか
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