京都 安倍晴明、智徳法師の式神を隠す

智徳法師の式神を隠す

相手の使う式神を隠すという術も晴明は、
使ったようです

式神と、式神を使う陰陽師とは、
何らかの契約関係がありました
相手の式神を隠すということは、
式神を操っている術を破り、
さらに相手の式神に
自分の言うことを聞かせるのですから、
並大抵の術ではないと思います

『今昔物語集』と、
『宇治拾遺物語』には、
智徳法師という播磨からきた法師の式神を
隠す話が残っています


今昔物語集


宇治拾遺物語(うじしゅういものがたり)


ある日、播磨の国から来た智徳法師は、
晴明を試すため、自分が陰陽師であることを隠して、
晴明に「術を教えてもらいたい」と頼みます

しかし、晴明は、
法師がつれている2人の童子が
式神であることをすぐに見破ます

「どうやらこの法師は私の事を試そうとしているのだな、
 ならば、ちょっと、からかってやろう」

と思った晴明は、何やら呪文を唱えて、
彼の連れてきた式神を隠してしまいます

晴明は、

「今日は日が悪いので、また後日改めて、
 教えることにしましょう」

といって、法師を帰します
法師も一旦は帰ろうと屋敷を後にしますが、
いくら探しても、
自分の連れてきた式神が見つからない

再び、晴明の屋敷に戻って
「私の式神を帰してください」と晴明に頼みます
しかし、晴明は、

「あなたもおかしなことをおっしゃる
 私がどうして、あなたの供を隠さなくては、
 いけないのですか」

と意地悪く、帰しませんでした

法師は、「参りました。どうぞ許して下さい」と
晴明に許しを請います

晴明は、

「あなたが私を試そうとしたから、
 式神を隠したのです
 他の人相手になら、そういう方法で
 他人の力を試すのはよいですが、
 この晴明相手には通用しません」

と言い放ちました
法師は、他人の式神を隠す、
凄い技を持っている晴明には、かなわないと思い、
「あなたの弟子になります」と言って、
自分の名前を書いた名札を渡します

名札とは、呪詛に用いる札のことです
これを晴明に渡したということは、
自分の命は彼に任せたということ、
つまり、智徳法師は晴明に対して、
命を預ける程の凄さを感じたというわけです

この智徳法師、この話では、
まぬけな法師として、描かれていますが、
播磨の国では、有名な法師でした

同じく『今昔物語』には、智徳法師が、
船の荷物を海賊に奪われて困っている船主に対して、
術を使って、海賊から奪った荷物を
取り返す話が載っています

それにしても、晴明、力を試しにきた法師に対して、
ちょっとからかってやろうとする節があるあたり、
性格に少し問題あり?
な、ところがあったかもしれません..

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「北条九代記」

※『晴明祭(9/22・23)』が晴明神社で祭行されます
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『晴明祭(9/22・23)』の詳細はこちらから


※また本年度、
没後、一千年を迎える 晴明の命日(9月26日)には
嵯峨墓所祭』が執り行われます

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