京都 安倍晴明のライバル 蘆屋道満(其の壱)

ライバル道満 其の壱

晴明の宿敵 蘆屋道満(あしやどうまん)は、
智徳法師と同じ播磨の人

彼は、『蘆屋道満大内鑑』や『信太妻』では、
晴明の父は保名の代からのライバルと書かれています

ということは、道満は【道長と晴明】の
エピソード中でも老法師と書かれているように、
晴明より相当年が上だったのではないかと推測できます

さてこの道満晴明の噂を聞き、
「私以上の天才陰陽師はいないのだ」
と言う事を証明するために上京してきて、
晴明と対決をします

この対決は、内裏の庭で行われ
多くの公卿や役人たちを前にした法力勝負、

まず、始めに道満は、庭の砂を手にすると、
それに念をかけ空に投げました
すると砂は無数のツバメに変わります
晴明は、手にした扇で一打ちし
ツバメを元の砂に戻しました

今度は、晴明が、呪文を使って天空から龍をあらわし、
辺り一面に雨を降らせます
それを見た道満は、
仕返しとばかりに龍を消そうとします

が、どれだけ術を駆使しても龍は消えません
それどころか、雨はどんどん激しさをましていき、
腰の高さにまで水位が増そうかという時、
再び、晴明が呪文を唱え、雨はぴたりと止まりました
最後の勝負は、木箱の中身を当てるという勝負
「これに負けたら弟子になる」と道満は宣言します

道満の答えは、「木箱の中身はミカンが十五個」

これに対して晴明は、「ねずみ尾十五匹」

と答えました
始めから木箱の中身を知っている天皇や公卿たちは、
「さすがの晴明ももはやこれまでか」と思います
ところが、木箱の中から出てきたのは、
姿を変えた十五匹のねずみ達でした..
(『ほき抄』『安倍晴明物語』より)


「ほき内伝」陰陽師の呪術の秘伝と奥義集

安倍晴明物語


ミカンをねずみにかえるという
相手に術の裏を返す技で、勝利した晴明

今まで見てきた通り、晴明は必ず相手の術を読み、
その上をゆく技を返す事で勝利を得ています
(「呪詛返し」の術)

蔵人の少将のエピソード智徳法師の時にしてもしかり、
これが晴明陰陽師として
凄いところなのだという人もいます

確かに単に技を使うだけなら、どの陰陽師にも出来ること
それをさらに裏をかく技でもって相手を制するのは
並大抵の術使いでは出来ないことは
晴明を見ればお分かりでしょう

ライバル蘆屋道満(其の弐)へつづく

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